薬疹にかかった話
7〜8月にかけて仕事が激務で体調が優れないことが多かったのだが、最近一億年ぶりに「皮膚科」に行った。
私は皮膚科とは本当に縁がなく、(ない方がいいけど)最後に行ったのはおそらく中学生で、足にできた魚の目をとって絶叫した時だ。
今回皮膚科に行ったのは8月上旬くらいから謎の症状に悩まされていたからだ。
それは謎の発疹である。
なんか写真だと虫刺されにしか見えないですね…
基本的に痒みがなくて(ある個体もあるけど)、今のところ全身で確認できている。
しかし、顔や腕にはあまりできずなぜか足に集中している。
かゆみのない蕁麻疹と言えば伝わりやすいと思う。
初めは痒みがあって気づいたので、虫刺されかな?と思い放置していたのだがあからさまに発疹が全身に広がっていることに気づき、アレルギーやストレスを疑った。
しかし、3週間過ぎても症状がおさまることはなく、むしろ悪化しているように感じた。最初にあった発疹は赤みが消えてカサカサした状態になり、目立たないがお風呂に入った後などは血行が良くなるせいかものすごく目立つ。
さすがにこれはまずいのでは?と思い、皮膚科にいくと「ジベル薔薇色粃糠疹」か「薬疹」ではないかと言われた。
全く聞いたことの無い名前だった。
前者の名前はなんかかっこいいな〜と思っていたら、最近飲んでいる薬はないかと聞かれた。
7月下旬から何度か耳鼻科に通っていたが、なかなか治らず複数の耳鼻科に行っており、多くの薬を併用していたのでお医者さんにお薬手帳を見てもらった。
すると一部期間で出されていた薬が異常ではないかと言われた。確かに自分自身その期間処方された薬には違和感があった。
私は生まれつき甲状腺が弱く、慢性咽頭炎や扁桃炎にすぐかかってしまう。
大体は同じような薬を処方して貰うのだが、仕事が忙しかった影響でかかりつけではない耳鼻科にいったとき普段とはかなり違う薬を処方されたのだ。
結論から言うとその期間異常な量の痛み止めを処方され、それが「薬疹」をひきおこしていたらしい。
コロナ禍と仕事が多忙でなかなか病院にもいけないため、薬を長めに処方してほしいと言ったのも今回の症状に繋がってしまっているのだろう。
薬疹は特に何も治療しなくても自然治癒するらしいが、刺激を与えたりまれに跡が残ってしまうこともあるらしい。
消えない蕁麻疹の謎が解けてちょっと一安心した。